祓い屋!

怪しい雰囲気があふれている

蔵の扉を開くと

なぜかクロの姿があった

「ちょっと・・クロ?なんで中にいるの?」

「この家は気持ち悪いっていったろ。それで調べているうちに

 ここに連れ込まれたんだ!」

「連れ込まれた?」

もっと奥を覗き込むように暗い中を目を凝らすように

すると椿は、はっと息をのんだ

部屋の奥には

身体全体が青白く光り放っており

高い天窓からの月の光を受けて見事なまでに

きらきらと光り輝く床までつくくらい長い白い髪

白い着物に絶世の美女が

そこにいた

ただ、その手にはじゃらじゃらとした手錠に

重り付の足かせがしてある

美女はこちらをみてほほ笑んでいた