祓い屋!

「あれは・・神域だろ。海とか水辺にはあーいったものが結構あるな」

「へぇ~」

「おい!行ってみようとか思ってるんじゃないだろうな?」

「何か気にならない?どうやってあそこまでいくのかな?」

「神ってのは妖気を嫌う奴が多い。オレほどの大妖怪でもな!」

お嬢のその妖気でも無理だろうよ・・

と心でつぶやいたところで

この決めたらやるしかないという単細胞には

何をここでいっていても

仕方がないのだろうが・・

クロは一人で溜息をつきかけた瞬間

椿に横を

何かが

ピュンと音を立て通り過ぎた