◇◇◇

すやすやと

眠る椿を優しい眼差しでみつめ

「今この気持ちを幸せというのでしょうか」

春の日差しのなか

小梅としては

昨日のことのように

鮮やかな記憶が

風とともに

流れるのだった


◇◇小梅の記憶*完◇◇