後日

川の宿り木が

本郷邸庭に移された

藤次郎はもうこの世にいない

しかし

藤次郎の血を引いた少女がいる

まだまだ

ヒトはわからない


契約もあり離れることも

できない

なによりも

離れたくないという気持ちが芽生えている

藤次郎が教えてくれた気持ち

藤次郎とを繋ぐきっかけを与えてくれた少女

いつのまにか

こんなにもヒトに囚われてしまった