「ん………」

起きてみると真っ白な天井
薬品の匂い

保健室かな?


「あらおきたの」

保健の先生がカーテンを開けて横に座ってくれた。


「何で、私……」

「あら?覚えてないの??
倒れたじゃない。」

あ、そうか。
倒れたんだっけ?


「運ばれてきた時は酷いくまだったしあなた寝てないんじゃないの?それにその傷……」

え?
腕捲られてる

ぱっ……….

「腕捲くったの先生ですか?」

見られては困る

「え、ええ。そうよ。暑そうだったし」

誰にも見せてはいけない………

「誰にも見られてない?」

もう他には見られていませんように

「ええ………。」

若干引き気味で答えてくれた。

良かった………