冷たい彼と初恋

「これ、先輩のですか??」

とりあえずさっき拾った本を見せてみる。

無言で受け取ってくれた。
どうやら先輩ので間違いなさそうだ。

「なんで…」

怪訝そうに見ている。

そ、そんな警戒しなくても


「帰るときに落ちてたんですよ。昨日この本好きだって言ってたしもしかしたらって思って……。
合っててよかったです。」

ようやく納得してくれて眉間の皺がなくなった。

「ありがと」

へっ?
先輩の顔を見ると

フワッと笑いながら

ありがとって言ってくれた。



え、笑ってくれた??

「////」

顔中が熱くなる。

は、初めて笑ってくれた。

すぐに無表情に戻ったけど。