正「着きました。」 乃「うん。」 何年振りだろう。 最後に見た日からなにも変わってない。 それが嬉しかった。 私がいたころと何も変わっていない。 それはあたしと同じであのころから時が止まってしまったように思えた。 ガチャ 正「どうぞ。」 乃「ありがと。」 正木にドアを開けてもらい車から降り一度深呼吸。 そして不安を振り払い ゴゴゴゴゴ・・・・ と、聞こえてきそうな大きな門が開くのを黙って見つめた。 乃「え・・・。」 あたしは息をのんだ。 乃「ど・・・・して・・・。」