「おっはよー!ゆり!学校一緒に行こ!」
キッチンの方から元気な声が。
自分の家のようにお盆でトーストと牛乳を運ぶ、このストレートヘアの
美少女は末永アリス。私の親友だ。
でも何でこんな時間にアリスが...?
しかも、中学のときは迎えに来て一緒に学校に行ったことなんてなかったの
に!
どうしたんだろ?
「ゆりには、してもらいたいことがあって...カプッ。んー!このジャム
美味しいっ」
してもらいたいこと...?なんだろ。
とりあえずトーストを食べよう。お腹すいたし!
お母さんお手製のオレンジジャムをつける。
んー!美味しい!


