ゆ、ユウトくんなら「気にしないでいいよ」とか、「かわいいね」 とかいってくれるはずなのに... ユウトくんなら... ユウトくんなら... あ、あんなユウトくんっ! ただの偽ユウトくんだっ!! 「偽ユウトくんのバカ!うわぁぁぁん...」 思わず涙がでてきた。 耐えきれなくなってユウトくんを押し退けて靴箱に走った。 そのまま走って家に帰った。 柚葉百合、初めての恋はおよそ五分で終わりました。