ー蒼空sideーー

No.1か...

神の力があるのだから当然だと言っても過言ではない。

しかし、俺は魔法を使ってみたいだけだから強さを求めてはいない。

これから、色々な魔法を使ってみよう。

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「「「「「きゃああああぁぁぁぁ///////」」」」」

俺たちは今Sランクの教室に移動している最中なのだが、女子がやけにうるさい。

蓮と海斗というイケメンがいるからだろう。

分かっている。

蓮と海斗がいるから騒いでいるということは分かっているんだ。

だけど、それにしてもうるさすぎないか?

そんなことを考えていたらあっという間にSクラスについた。

中に入ってみると、異常なほどに豪華だ。

そう思いながら席は自由だと聞いたので、一番窓側の一番後ろの席についた。

俺が1番好きな席だ。

暖かい春の日差しに包まれながらウトウトしていたときだった。

バァァァン!!!!!

教室のドアが勢いよく開かれた。

そこから、先生かと思われる男性が入ってきた。

「おっはよぉー!!
みんな元気か? 良し!元気なんだな!!!」

誰も返事をしていないのに事故簡潔している。

「俺の名前は、''吉田 樹(ヨシダ イツキ)''だ!!
お前らの担任になるんだから、ちゃんと覚えろよ!!」

教室に来てすぐに自己紹介を始めたな。

「お前らにビッグニュースだ!!
今から授業を始めるのだが、今日の授業は使い魔の召喚だ!
呪文は中等部で習っただろうから、みんな知ってるな?」

「「「「『はい。』」」」」

「それでは、早速始めよう!」

なんか、展開早くない?

「使い魔召喚は広いところが良いからグラウンドに出るか!
じゃあ、各自早く移動すること!」

先生はそういって早くも「瞬間移動」と言ってグラウンドにさっさと行ってしまった。

俺も行くか。

『テレポート』

シュンッ

ん?これグラウンド??

広すぎだろ。

「それでは、早速使い魔の召喚を始めるか!」

本当に早速なんですね、先生。

「みんな一斉に呪文を唱えろ。
みんな知っていると思うが、呼び出すヤツの魔力が高ければ高いほど強い使い魔が召喚できるぞ。
では、使い魔を2体召喚しろ!!」

「「「「「はい!」」」」」

よし、やるか。

俺はSクラスのヤツらと声を揃えながら呪文を唱えた。

『我の魔力を糧とし、その姿を現さん。
汝、我と契約を結びたまえ。』

そう唱えた瞬間俺の魔方陣から光が溢れだした。

光が眩しすぎて目を手で覆った。

数秒すると光が消えたので目をあけると、そこは異空間みたいなところで、辺り一面真っ白だった。

「貴方様をお待ちしておりました、蒼空様。
やはり、神様は素晴らしいお力をお持ちですね。
私を呼び出せるのですから。」

突然、背後から声がして振り向くと言葉では言い表せないほどの綺麗系美人が立っていた。

背中に鳥のような大きな翼が生えている。

天使だろう。

「それにしても、大きな魔力だな。」

俺よりかは低いが。

『申し遅れました。
私の名はセフィ。
熾天使でございます。』

熾天使か。