「大丈夫か?」 「……っぅ」 ……大丈夫じゃ、ないよ。ツラいよ。 誉くんのことが好き過ぎて、ツラい。 もう、ツラくてツラくて、息が詰まりそうなの。 「誉、く……誉くんっ」 「あぁ、聞いてる」 すがり付くように伸ばした右手を、誉くんが優しく包み込んでくれる。 一度閉じた目をうっすらと開ければ、穏やかな笑顔が視界いっぱいに映った。 ……あぁ、もうダメだ。止まらない。 「……許し、て」