「華恋、座れよ」
「うん!」
告白する前はあんなにも不安でいっぱいだったのに、告白したらそんな事頭から吹き飛んでいて。
今の私の頭の中にはもう誉くんに逢えた嬉しさでいっぱいだった。
だから、気付かなかったんだ。
誉くんが真顔に戻っていたことに。
「連絡遅くなってごめんな」
「ううん、大丈夫だよ!連絡くれて嬉しかった。
私の方こそごめんね。誉くん忙しいのに、その……、告白、なんかして」
自分で言って照れている私。
だって、なんだか二回目の告白みたいで恥ずかしい。
………って。
「……誉くん?」
いつもなら何かしら声をかけてくれる誉くんが今日は何故だか無言。
どうしたんだろうとうつむいていた顔を上げれば、視界に映った誉くんの目線は私ではなく地面に向けられていた。
「誉くん?」


