「華恋、今日は凄い集中力だな。答えも合ってるし。さすが」 「あ、ありがとう」 集中したお陰なのか、誉くんがいつも以上に褒めてくれて気分は上々。 さっきまで緊張感が嘘のようにほぐれていく。 「じゃあ今日でこれで終わるか」 「……っ」 けれど、いざ告白となったら緊張が舞い戻ってきて、顔がカァと火照り始める。 当然、そんな私の変化を誉くんが見逃すわけがなく。 「華恋?どうした?」 「……いや、あの、」 珍しく不思議そうな表情をしながら私の顔を覗き込んでくる誉くん。