キスで結ぶ赤い糸 【微俺様ver.】




“偽りの恋人”を買って出たのは愛華ちゃんのため。



私を妹のように可愛がってくれる愛華ちゃん。



私は愛華ちゃんを安心させてあげたかった。



学校の養護教諭ともなれば響が女の子に囲まれてるところを見る可能性がある。



響はそれを一番気にしていた。



当然のことだと思う。



誰だって恋人が異性に囲まれてるところなんて見たくないし。




だから“恋人契約”をしたんだ。



特定の“彼女”がいれば女子たちは群がってこなくなると思ったから。