誉くんの言う“こっち”が何を指しているのかすぐに分かった私は、胸に熱いものが込み上げてくるのを感じながらコクリと小さくうなづいた。 「──約束、な?」 その言葉と共に落ちてきたのは、誉くんの優しいキス。 マスク越しじゃない、リアルなキス。 ずっと、夢見てた。 誉くんと、キスすること。 リアルなそのキスは、前のキスなんか非じゃないぐらい熱くて。 「……っ」 頭がクラクラして溶けそうだった。