「信じろ。俺にはお前だけだから」 「……っ、」 「お前のことだけが好きだから」 「誉くん……」 誉くんの口から初めて告げられた言葉。 切なさの籠った掠れた声色がじんわりと胸に響いて、波紋のように広がっていく。 「……うん。信じてる。誉くんのこと、信じてる。だから、私のことも信じて」 ──私も、誉くんのことだけが好き。 そう、小さく囁けば、嬉しそうに目を細めた誉くんがそっと距離を詰めてきて。 コツン。 誉くんのおでこが私のおでこにぶつかった。