「……誉くん、顔真っ赤」
誉くんを見れば、タコみたいに顔を真っ赤にさせていて。
ふと、告白したときのことを思い出した。
誉くんって照れ屋なんだ。
新たな一面が発見出来て嬉しい。
「誉くん、人気者だからちょっと妬ける……」
ううん。ちょっとどころかかなり妬ける。
今みたいな顔、誰にも見せて欲しくないよ。
「華恋……」
膨れっ面を見られたくなくてふいっと顔を逸らせば、不意に離された手。
急に離された手に驚いて再度誉くんの方へ向くと、ふわり、大きな手に両頬を包まれた。
「誉く……?」
すぐ目の前にある誉くんの端整な顔に息が詰まる。


