あたしが夜中のコンビニに弁当を買いに行ってた時、どこかから爆発音のようなものが聞こえた。


あたしはその音に反応し、後ろを振り返る。


その時、ほぼ同じくらいのところで、女の人の悲鳴が聞こえた。


なんだか、この声聞き覚えがある。


さらにもう1回爆発音が聞こえた。


爆発音は、以前聞いた銃声と同じもののように聞こえた。


ただ事ではない。誰かが殺されるかもしれない。


あたしは、進行方向の逆を辿っていった。


すると、私の横を小さな人影が通っていった。


それはなんと子供だった。

まぁあたしも一応子供か。


そんなことはどうでもいい。女の子はあたしの向かう先から走ってきた。


あの子の命が危ない。あの子を守らなければ!


あたしは少し立ち止まっていたが女の子を追って走り出した。


確かこの道を右に曲がって………あれ?


女の子を見失ってしまった。


どこ……?どこなの??


あたしが見失ったばっかりに女の子の命が……………なんて、そんなことにはなりたくない。


女の子を探さなきゃ!!


あたしは、様々なところに行った。


コンビニ、スーパー、公園、小学校……


それぞれいくつも廻った。


しかし、見つからなかった………


あたしは最後の公園を目指し、また走る。


せめてここにいてくれたら…!


すると、公園のベンチに横になった女の子を見つけた。


あたしは安心し、呼吸を整えた。


女の子の体にはなんの異常もない。


早く助けてあげないと、もしかしたら誰かに追われてるのかもしれない。


あたしは携帯を取り出した。