富沢さん達と訪れたのは裏門近くにある食堂だった。
「姉さん、例の定食四つ!」
入るなり直ぐに注文して座った。
どうやらその店は、工事をする人達専用の食堂らしかった。
「ほら、挨拶しろよ」
私の前に座らされた金髪の男性は随分若そうに見える。
この間訪ねて来た教え子達よりもきっと年下だろうと思われた。
「うすっ。田所祥太っす」
左耳にピアスの穴が三つ。
そのうちの一つには、明らかにダイヤと思われる石が光っていた。
「そんな言い方があるか、初対面の人なのに」
「そうだぞ、お前、挨拶は大事にしろよ」
自分の時はどうだったの!?と言いたくなる言葉を呑み込んだ。
高島はそう言いながらも田所祥太と名乗る青年に自分のことを紹介した。
「俺の名前は高島 望。こっちは嫁さん候補の仙道 藤」
親指を差しながらの紹介もどうかと思う。
けれど、今は大人しく頭を下げよう。
「初めまして。よろしくお願いします」
軽い会釈をしながら声をかけると、田所さんは細い目を横に向けて礼を返した。
「ははは。ショータめ、照れとる」
富沢さんが可笑しそうに笑う。
その声に合わせるように微笑んで、高島が彼を振り返った。
「お前、棟梁とこで修行初めてどれくらいになるんだ?」
「まだ一年くらいっす…」
ぶすっとしながら答える。
コップ一杯分の水をあっという間に飲み干し、次の分を注いでいる。
「姉さん、例の定食四つ!」
入るなり直ぐに注文して座った。
どうやらその店は、工事をする人達専用の食堂らしかった。
「ほら、挨拶しろよ」
私の前に座らされた金髪の男性は随分若そうに見える。
この間訪ねて来た教え子達よりもきっと年下だろうと思われた。
「うすっ。田所祥太っす」
左耳にピアスの穴が三つ。
そのうちの一つには、明らかにダイヤと思われる石が光っていた。
「そんな言い方があるか、初対面の人なのに」
「そうだぞ、お前、挨拶は大事にしろよ」
自分の時はどうだったの!?と言いたくなる言葉を呑み込んだ。
高島はそう言いながらも田所祥太と名乗る青年に自分のことを紹介した。
「俺の名前は高島 望。こっちは嫁さん候補の仙道 藤」
親指を差しながらの紹介もどうかと思う。
けれど、今は大人しく頭を下げよう。
「初めまして。よろしくお願いします」
軽い会釈をしながら声をかけると、田所さんは細い目を横に向けて礼を返した。
「ははは。ショータめ、照れとる」
富沢さんが可笑しそうに笑う。
その声に合わせるように微笑んで、高島が彼を振り返った。
「お前、棟梁とこで修行初めてどれくらいになるんだ?」
「まだ一年くらいっす…」
ぶすっとしながら答える。
コップ一杯分の水をあっという間に飲み干し、次の分を注いでいる。

