少し奥に入った場所にSクラスの教室があった。
ガラッ
ドアを開けるとそこにいた人は…
頭のカラフルな人が多かった。
「(何このカラフル…)」
「うわぁぁ!!るーちゃん!!すごいカラフルな色ばっかりだね!!」
「(こいつは…)」
瑠香は何も言わずためを一つ落としてから自身の席である場所に座った。後ろが風音となっていた。
数分後、担任と思われる人が入ってきて自己紹介を済ませたが、瑠香と風音の周りには空席が。
「るーちゃん、周り誰だろうね。」
「さぁ。関わりのない人だろうね。」
ガララッ
「おい、久我。入学初日から遅刻か。」
「入学も何もテストすら受けてませんけど。」
「おぉ。そういえばそうだったな。」
「…。」
無言で瑠香の前の席に腰を下ろす一人の男。
そのすぐ後に4人の男が教室に入ってきた。
そしてまた同時にクラスの女子の黄色い声が教室に響き渡った。
「碧架の皆さまよ~」
「目の保養だわ~」
「久我様だけではなく、皆さま揃っていらっしゃるわよ~」
久我、と呼ばれた男。
「(総長か?こいつ……。
それにまさか碧架の現幹部以上が同い年だったとは…)」
と瑠香は久我と呼ばれた男を睨むかのように見つめていた。
「るーちゃん、るーちゃん。」
「…………あ…っ。どうした??」
いきなり呼ばれてハッとする。
「殺気。しまって。(ボソッ)」
風音にそう言われて気づく。自分が碧架に向かって殺気を出していたということに。
そしてその光景を入ってきた久我以外の人が見ていたことに。
「(しまった…)」
そう思い殺気をしまうが時すでに遅し。
「この教室に面白い子がいるね~。」
ニコニコと作られたような笑顔をしながら一人の男の子が近づいてくる。

