水道に着いてみると見覚えのある金髪姿が目に映る。

ひっ!赤松千尋…!

水道はやめて自販機に向かおうと思った時、バチッと目線が合う。

やばい殺される、咄嗟にそう思った私はパッと勢いよく目を逸らし来た方向に帰ろうとした時、







「おい。」

「ひぃっ!」







は、は、は、話かけてきたあああ。

何で、何の用⁉︎もしかしてまた殴られる…⁉︎







「彼方と別れたんだろ?」

「え、何でそれ…」

「彼方から聞いたに決まってんだろ。」








何故か半ギレで言われ、私は無意識にビクビクする。

須藤君、赤松千尋に言ったんだ…。

まぁ幼馴染だから言っててもおかしくないか…。







「だからさっさと別れろって言ったろ?」

「わ、別れろとは言ってなかったし!」

「あぁ゛?」

「ひっ!ごめんなさい!」









いちいち何でそんな睨んで突っかかってくるのよ⁉︎

も、もう行っていいかな⁉︎

いつ殴られるか分からなくて怖いんですけど!

そんな事を警戒しながら赤松千尋を見ていると、彼はこちらに近づいて来る。