私はすぐさま布団に潜って寝る態勢に入る。
先生は女子部屋なんて関係なしに、みんなが寝るまで居すわるとか言い始めた。
だから恋バナは中止。
みんなはしぶしぶ眠りについた。
私は心臓バクバクで寝ることなんてできない。
「ひろには要注意だね」
歩美ちゃんの小さな声の言葉に私は頷いた。
京ちゃんは取られたくない……。
浅い眠りのまま、朝は来て予定通りの生活。
朝食の後に勉強会。
昼はみんなでカレー作り。
その後にオリエンテーションがあり、勉強をして夕食を終えたら肝試し。
なんだけど……。
「はぁ……」
私は捻挫をしているからお留守番。



