「性格も何でも思ったことはハッキリ言っちゃうから、女の子らしくなくて。体も華奢じゃないから、女の子要素なんてひとつもなかった」
そのセリフに首を傾げる。
何言ってるんだ?
「長谷部は十分女の子じゃん」
「そう、それ!」
「お、おう」
急に顔をバッと上げて、笑顔を見せてくれる。
その表情はやっぱりどこからどう見ても女の子。
「わたしが男子にかわいくないとか、男っぽいとかずっと言われてて、慣れてたけど正直悲しかった。そんな時、たまたま通りかかった持田くんが同じことを言ってくれた」
正直……記憶にない。
でも、今でも長谷部のことを男っぽいとは思わない。



