「俺のどこが好きなわけ?」 好きって言葉だけじゃ伝わらない。 遊びで俺に近寄ってくるような女とは違うってことは分かった。 だったら、好きになられる理由が見つからない。 「は、離して……っ」 「答えるまで離さない」 「っ……ずるい」 顔を真っ赤にして、視線を落としていたのをまた俺に向ける。 その表情は素直にかわいいと思った。 「ずるいよ。俺のこと好きなら覚えてて」 目を一瞬見開いて、耳まで真っ赤にさせる。 そういう反応は新鮮で、もっといじめたくなった。 「ほら、答えて」