だから、俺にしとけよ。




モジモジしている長谷部ゆりという女。


2組だから見たことなかったのか。

クラスは遠いし、伊都とは違うクラスだし。



「あの……わたし、持田くんのことが好き……です!」


目を強くつぶり、意を決してと言った様子での告白。



やっぱり。

と思うけど、それを表には出さない。




「ごめん。
俺は好きじゃないから」


「そ、んなの知ってます」


「そう」


自分でも冷たいと思う。

でも、曖昧な態度の方が傷つけると思うから、はっきりさせた方がいいんだ。


俺がいつまでもダラダラしてたから、伊都はどれだけ傷ついたんだろうか。


いつもは告白されたら適当に遊んでたけど、もうそんなことするつもりもない。