ひろちゃんは私の胸ぐらを掴んで、無理やり立ち上がらせる。 首が締まり息がしづらい。 「は、なし……て」 「幼なじみだからって何なのよ! でしゃばってこないでよ!!」 「っ……う……」 苦しくて目に涙が浮かぶ。 息ができない。 ひろちゃんは京ちゃんのことで私を嫌ってたんだ。 ひろちゃんは京ちゃんのこと好きって言ってたもんね。 きっと今、頭に血が上ってるんだ。 でも、だからってこんなこと……。