だから、俺にしとけよ。





京ちゃんと一緒にさっきもらった券でいちご飴をもらってから、花火を見るために場所移動。


私は早速いちご飴を食べる。



結局あげなくても、1人1個になったから2人で食べる。




「おいしいね」


「そうだな」


「京ちゃんすごすぎだよ。
悔しい~!」


頬を膨らませる私に京ちゃんは優しく頭をポンポンとしてくれる。




「あー、勝ったからって余裕なんでしょ?」


「俺はいつも伊都に負けてるよ」


「え?」



顔を上げると、京ちゃんは私の手から食べ終わったいちご飴のごみを取って、近くのゴミ箱に捨てた。



そして、私の手を握りライトがあまりない薄暗いところにいく。