だから、俺にしとけよ。




そんな私に合わせてくれる京ちゃんが好き。

一緒に1つの焼きそばを食べて、たこ焼きを食べて、かき氷を食べる。


私が全部は食べきれないけどいろんなの食べたいって知ってるから、あえて1つだけ買って一緒に食べてくれる。



幼なじみだから知っててくれている。
そして合わせてくれる。


だからいつも甘えちゃうんだ。




「京ちゃん!次スーパーボールすくい!
勝負しよっ」


「俺が勝ったら何してくれるの?」


「えーっと、あ!
さっき買ったいちご飴をあげよう!」


「それは伊都が好きなやつだからいいよ。
他の以外がいい」


「他……?」


何かいいのあるかな?

何も思いつかない。



京ちゃんがやる気出そうなこと。