【紫・長編】「年代記三部作/ナグサ」(スト漫のシナリオ)

してくれの答えに素直に従うシンラだった。
草原からの使者らは疑うだろうか。
ナグサとシンラは不安をうち消すかの様にアルコールに手を出した。
薄いそれは顔を赤らめるにあたわず、真顔でシンラは言った。「両親は死別しており、妹が居るだけなのですが」ナグサには是非妹の側近になって欲しいと。
「それがセツナカナヴァです」と噂になってたでしょシンラは言った。若干六歳の麗しき雪華。雪のカナヴァの噂は草原にも届いていた。
ナグサより十は年下だが、相当の美貌らしい。
その年ながら、求婚者が絶えず、またそれが皆絶命