」司書達の長が言った。
「なんせ王宮外交だから国の品位を見せつけないといけないものでコラーゲンの摂取は必要不可欠」だもので。
勝ち誇ったかの様にコロコロと笑うセツナに、相手はもう何も言ってこなかった。
ナグサは少し罪悪感を感じたが、それが許されるカナヴァではなかった。
要らぬことだが、シンラがやり取りを通訳していたのだ。
ナゲットを頬張り、ふうふうはあはあする二人に負けじと手にとるナグサであった。
13時ごろ。
セツナの王宮案内が始まった。
「まずはこの王宮がタワーになってる事
に気づいたでしょう」そういえば何回となく坂道を通ってる。「13階建て地下室有りの円錐形をしてるわ」天井に向かって、やや花開いた形をしてるらしい。
「1Ｆが大浴場で民でもお金を払えば誰でも入ることが出来るのよ」ふうーんとナグサ。「後、地下室と13Ｆは軍隊が駐屯してるわ」へぇーとナグサ。「2Ｆが厨房3Ｆが医療室で4Ｆが食堂で5Ｆが駐屯地で6Ｆが劇場よ。後は12Ｆの図書室までが、役員住居となっているの」だから謁見の間は王族住居の10Ｆから11Ｆの内一部が該当するわとセツナは言った。それじゃあ市場は別の建物なんですね。「そうよ他に