れた。
ナグサも自己紹介してみる事にした。「ナグサパメラです」時読みと薬師と棒術の見習いをしてましたと。セツナはちんぷんかんぷんな顔で「ほわっと」と訪ねた。すると、占いと薬剤師と棒による格闘技を行っていたんだよね。とシンラが通訳してくれた。
「甘い。甘すぎるわお兄さま」セツナが酷評する。「良いこと、互いに教え合うって事は通訳は要らない訳」セツナが思うに、あいうえおの表を覚えるから始まってカードを使って単語を教え合う。から始めましょう。との事だ。「良くって」とセツナ。「解りました」とナグサとシンラ。つまり、ナグサとセツナは王宮用語とアクストルリア語と草原の言葉を教え合うという事である。
ひところついたところで、セツナとシンラの会話に変わった。「お兄さま今度はいつ頃草原へたつのですか」猫なで声で聞くセツナはやっと十歳の少女らしく見えた。「それがね」かくかくしかじかで「草原外交担当クビになったよ」とシンラは言った。しばらくは新婚のふりしてナグサの手伝いでもしようと思うんだ。薬師と長刀の通訳をしながら、王宮内侍女使えの相手までを。異例ではあるが、宴は少し遅らせて、地味に行おう。ナグサをいたわった内容であった。
「足手まといの娘ね」ボソッとセツナが呟いた。「救出劇ね。茶番だわ」「僕は彼女の可能性に十分期待してるよ」なんたって草原にいたころから、セツナにと思ってたんだから。
「まぁ、嫌なお兄さま」セツナを信じてくださらなかったのね。アクストルリアだからね。信頼出来る人材をお前に託したくなるよ。ニコニコ顔のシンラに毒気を抜かれたようだ。セツナは改めて語学勉強のライバルとして、また自身の侍女として、敬愛するお兄さまのカモフラージュ伴侶として認めた。9時だったのが11時になり昼餉にちかずき、このまま一緒にする事にした。そこは別室で、会議室によく使われる部屋だった。
先に会議室に入ってたのは司書の一行だった。相席する事にした。むこうは呪いの書を探していて、チームの確認をしていた。ナグサ達にふるまわれた料理は鶏肉がメインの定食で、司書達のは精進料理だった。
「王宮外交の人びとはタンパク質がふんだんに摂取できて羨ましいかぎりですね」ポツリと呟く。
精進料理では脳にエネルギーが溢れないったら。ポツリと呟く。イライラしてきたセツナは、交換を所望なのかしら?と呟いた。
私達ビューティフルブラザーズに相応しいとでも。
「いや、聞き流してくだされ
ナグサも自己紹介してみる事にした。「ナグサパメラです」時読みと薬師と棒術の見習いをしてましたと。セツナはちんぷんかんぷんな顔で「ほわっと」と訪ねた。すると、占いと薬剤師と棒による格闘技を行っていたんだよね。とシンラが通訳してくれた。
「甘い。甘すぎるわお兄さま」セツナが酷評する。「良いこと、互いに教え合うって事は通訳は要らない訳」セツナが思うに、あいうえおの表を覚えるから始まってカードを使って単語を教え合う。から始めましょう。との事だ。「良くって」とセツナ。「解りました」とナグサとシンラ。つまり、ナグサとセツナは王宮用語とアクストルリア語と草原の言葉を教え合うという事である。
ひところついたところで、セツナとシンラの会話に変わった。「お兄さま今度はいつ頃草原へたつのですか」猫なで声で聞くセツナはやっと十歳の少女らしく見えた。「それがね」かくかくしかじかで「草原外交担当クビになったよ」とシンラは言った。しばらくは新婚のふりしてナグサの手伝いでもしようと思うんだ。薬師と長刀の通訳をしながら、王宮内侍女使えの相手までを。異例ではあるが、宴は少し遅らせて、地味に行おう。ナグサをいたわった内容であった。
「足手まといの娘ね」ボソッとセツナが呟いた。「救出劇ね。茶番だわ」「僕は彼女の可能性に十分期待してるよ」なんたって草原にいたころから、セツナにと思ってたんだから。
「まぁ、嫌なお兄さま」セツナを信じてくださらなかったのね。アクストルリアだからね。信頼出来る人材をお前に託したくなるよ。ニコニコ顔のシンラに毒気を抜かれたようだ。セツナは改めて語学勉強のライバルとして、また自身の侍女として、敬愛するお兄さまのカモフラージュ伴侶として認めた。9時だったのが11時になり昼餉にちかずき、このまま一緒にする事にした。そこは別室で、会議室によく使われる部屋だった。
先に会議室に入ってたのは司書の一行だった。相席する事にした。むこうは呪いの書を探していて、チームの確認をしていた。ナグサ達にふるまわれた料理は鶏肉がメインの定食で、司書達のは精進料理だった。
「王宮外交の人びとはタンパク質がふんだんに摂取できて羨ましいかぎりですね」ポツリと呟く。
精進料理では脳にエネルギーが溢れないったら。ポツリと呟く。イライラしてきたセツナは、交換を所望なのかしら?と呟いた。
私達ビューティフルブラザーズに相応しいとでも。
「いや、聞き流してくだされ

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