ドラゴンがいた
生け贄の処女を所望した。選ばれた乙女には恋人がいた。彼は勇猛果敢にひとりでドラゴンに対峙した。その時顔ニダエキを数滴あび顔がドロドロに溶けてしまった。痛みゆえ降参を申し出て、マスクを貰う。こうして男は二度とマスクをはなさぬ人となった。
後ほど彼女が単身果敢と、ドラゴンの住処にやって来て声でわかり二人は熱い抱擁をかわすのだがマスクをとれと散々に渡って彼女は言う。ヤケになった彼はマスクを外すと、化け物でも見るかのように態度を急変させる彼女。彼女自らドラゴンに申し出て火炙りの刑にあう。
こうして生け贄の娘が絶えない中自然と男とドラゴンに妙な親愛の情がわく。
しかし99人目の生け贄が発した一言で目が覚めた男は首を切り自害をする。ドラゴンの涙は彼の綺麗な顔を取り戻さす事はできたが、命まで取り戻さす事はできなかった。