それでも貴女が好き㊦



その後早速土方さんと近藤さんの所へ行き外出許可を貰い早速外に出た




近藤さんはよしとして土方さんが許可してくれないと思ったが、すんなり許可してくれた。むしろ……、




『許可はやる。外に遊びに行ってもいい。…っつか、行ってこい。命令だ。』





と、逆に行けと言われた




「以外にあっさり許可が出ましたね。」




「当たり前だ。お前は外に出なさすぎだ。今日からは出ないと行けないからな。」



「……一月に一度、って言うのは駄目ですか?」




「駄目だ、毎日出ないといけない。」




「……斎藤さんと山南さんの非番じゃない日でも?」




「あぁ、ほかの人に連れてって貰え。」




目を合わさずに私にそう告げる




(斎藤さんか山南さんがいいのにな…。)




最近私はどうやらおかしくなったみたい。どんどん我儘になっていき、どんどん欲張りになっていってる。




「俺でなくても永倉や沖田がいるだろう?」




「…でも、沖田さん怖くて永倉さんはあまり会わなくて。」




「分かった。出来るだけ俺が外に連れてってやるから。山南さんにもそう伝えとく。」




「…!あ、ありがとうございます!」