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その帰り道
「総司…てっめぇは…許さねー………っ。」
「土方さん呑み過ぎですよ。その顔でお酒弱いとか有り得ませんから。ダサ過ぎ。ぷぷっ。」
お酒を皆呑んでたから殆どの人は酔いつぶれていた。その中でも1番潰れてたのは以外にも土方さんだった。
「斎藤さんはあんなに呑んでたのに酔って無いですね。」
「まぁな。お酒は強いほうなんだ。」
「そうなんですね。」
「月子、お前は酔ったらやばそうだから呑むなよ。」
「やばそうって、斎藤さん酷い事をいいますね。」
以外にも私は斎藤さんと仲良くなれた気がした。斎藤さんだけは仲良くなれそうにないって思ってたから自分でも驚いてる
「寒くないか?」
「はい、大丈夫です。」
「………月子。」
「何です?」
「月子は記憶がないって言ってたよな。もし、記憶が戻ってきたらどうする?その親しい者達の所へと戻るのか?それとも、戻るつもりは無いのか?」
「…今のところはまだ分かりません。」
「そうか。変なこと聞いて悪かったな。それにしても、…今夜は月が綺麗だな。」
斎藤さんは立ち止まって空を見上げる
「えぇ、綺麗ですね。とても…。」
斎藤さんにならって私も空を見上げた
その日の月はお世辞なんかじゃなく本当にとても綺麗だった


