「…っ!なら、総司の部屋に行けば早いな。」
「えぇ、そのようですね。丁度目の前が沖田君の部屋ですので行きましょうか。」
「…ここ、総司の部屋だったのか。…ん?待てよ、ならさっきの女の声は…。」
嫌な予感がして勢い良く総司の部屋を開けた
バンッ
「総司!!」
嫌な予感が当たった
部屋にいたのは月子を押し倒している総司がいた
「きゃぁ!!な、なな永倉さん!!?」
まさか来るとは思ってなかったのか驚いた表情で月子はこちらを見た
「ちぇ、もう終わりですか。」
「総司、てめぇ…っ!」
総司の部屋にずかずかと入った
総司に掴みよると月子を見た
「月子、大丈夫か?」
「は、はい。沖田さん、私のこと虐めるんです。くすぐってきたり、……っ!」
俺を見て安心したのか何時ものように話すが、突如顔を曇らせた
「……だ、誰…ですか?」
「あー…。」
そういえば、月子を見つけることしか考えてなくて佐之と平助の事を忘れてた
「こいつらはな、」
俺は宥めるように話そうとしたら平助の声が遮った
「げ、女がいるぜ。」
「……っ!私、わわ私…ここにいない方が…」
平助が言った言葉を拾った月子はもっと顔が曇った
「月子、大丈夫だ。お前はここにいていいんだぞ。ほら、暗くなるな。」
「でも、」
「いない方がいい人にうどんなんか奢ってやらないから。ほら、元気だせ。」
俺は総司から手を話すと月子に向かって手を広げた
月子は俺の行動に理解したのか遠慮気味に胸に飛び込んできた
「よしよし。」
「……あの人たちは何もしないですか?」
「あぁ、しない。だから、安心しろ。何かあったら俺が守るって言ったろ?」
「はい。」
月子は落ち着いたのか俺から離れた微笑んだ
最後にもう一度頭を撫でてやると立ち上がり平助たちの元に向った


