「よし、これで解決だな。二人とも何か言いたいことはもうないか」
「俺はもういい」
部屋に戻ってもう一度落ち着こう、そう考えていた
「斉藤は?」
「・・・、先ほど俺は月子のことが好きになってはいけないと言ったことだがな、この話は本当だ。詳しくはすまないが言えない、それにこの話はここだけの話にして他の人に絶対他言して欲しくないが・・・・」
斉藤はいつにもなく真剣な眼差しを俺らに向けて静かに話した
俺は気にして辺りを見渡したが
「大丈夫だ、この時間は誰も通らないし誰もいない」
「・・・おう」
さすが斉藤だな・・・
なんて感心したら斉藤が静かに話し始めたので耳を傾けた
「俺は___」
斉藤がいいかけた時だった
「佐之さんたちはそこで何をしてるんだ?」
「うおっ!!!」
「なんだ?そんなに驚いて」
「井上さんがいいところで声をかけてくるから、、、」
ただ通りかかった井上さんは訳がわからないと驚いている
当然、斎藤の話はそこまでとなった
俺は釈然としないまま斎藤らを残したまま一人道場へと向かった