でも今日のあたしは例外。 空腹を感じなくて、それよりも心が空腹になったような変化を感じる。 まだ、苦しかった。 「杏里やっと来た、カレーライスよ」 あたしは顔を洗ってリビングに来ると、あたしの帰宅を待ってくれていた母親と一緒に少しだけカレーを食べた。 そのカレーライスはとても冷たく、少しだけ涙の味がしたような気がした。