手首には数珠のようなアクセサリーをつけていて、胸元にはゴールドの華奢なネックレス、足首には派手目のミサンガが存在を主張している。 これに金髪で長身だから、本当に目立つ。 「バスケですか!いいですね~」 麻奈美はすっかり湧太先輩の隣までお邪魔していて、残されたあたしものんびりと麻奈美の方まで歩く。 「桐原どうした?」 あたしにそう、声をかけた。 黒瀬先輩。