翌日、少女は小さな手を合わせたまま冷たい床の上で発見された。 一人病院で目を覚ました少女は目が見えなかった。 大した怪我もなく、少女はお喋りが大好きだった。 病院を出てからも、少女は色々な者とお喋りを楽しんだ。 その目は相変わらず、少女自身の瞼の裏をも写さないままだったという。