夏のおわりと春のはじまり






「琴葉…」



柔らかい声で呼ばれて振り返った



「…なに?」



「琴葉のこと好きだよ」



「っ、え?」



飛び跳ねそうなくらい嬉しい言葉だけど



あれ、まってこれって世に言う告白予行練習!?



「あ、これ告白の練習?」



「違う、本気」



雪の声は真剣そのものだった



嬉しい…



私は涙がてる前にうつむいた