夏のおわりと春のはじまり





自分の部屋に入っても終始無言だった



「あのっ…雪、怒ってるの?」



「…別に」



琴葉のこと困らせたか…



「ご、ごめんね?」



「ごめん、ちょっと色々嫉妬してた」



素直に言ったのに琴葉は勘違いしていた



「それって私に?」



「は?」



いやいや、兄貴にだよ



「え?」



「…ふっ、そうか琴葉だもんな」



「ば、ばかにしたでしょう!」



頬を膨らましている琴葉はものすごくかわいかった