夏のおわりと春のはじまり






うっ…空気が重い



雪は私の目の前で背を向けて座っている



「あのっ…雪、怒ってるの?」



「…別に」



怒ってるでしょ…



「ご、ごめんね?」



「ごめん、ちょっと色々嫉妬してた」



…それは、私になのかな?



「それって私に?」



「は?」



「え?」



「…ふっ、そうか琴葉だもんな」



「ば、ばかにしたでしょう!」