私が望月慧を落とそうとしていたこと 本人に言ったほうがいいのかな? 言ったほうがいいよね? でも… その話を聞いて 私のこと、嫌いになったり しないかな? 「亜樹」 フイに名前を呼ばれる 「ん?」 「俺はこの先、亜樹以外を好きになるなんてあり得ないから」 ギュッと手を握られる 「うん」 このまま言えるかな 「慧くん? 私の話を聞いても、嫌いにならないでね」 「なるわけないだろ?」 望月慧は笑顔でそう答えてくれた