驚くあたしとは裏腹に、浩也は嬉しそうにニカッと笑った。 「前に、綾乃がこれ欲しいって言ってただろ?だから、誕生日に買ってやろうと思って、バイトして金ためてたんだ」 ………うそ。 知らなかった…。 「じゃあ、いつも女の子と帰ってたのは…?」 「バイト紹介してもらってた」 「今日だって……」 「これ売ってる店、女専用でさ。高山に付き添い頼んでたんだよ」 そんな………。 じゃあ、全部、あたしのため…だったの? それなのに、あたし勝手に勘違いして、嫉妬して。 「あたし、最低じゃん…っ」