悲しみの舞華(まいはな)




そこには1人の人物が
立っていた。



未来だ。



「来魅華をはなせ」



大量の殺気を放っていて、それだけで下っ端たちは倒れていた。



「こ、このぉーーー!!」



『毒蘭』の総長がナイフをだして、未来に突っ込んだ。



未来はそれを軽々避け、『毒蘭』の総長を蹴った。



『毒蘭』の総長は、その蹴りに気を失って!横たわっていた。



未来が駆け寄ってきて、安心して涙がでてきてしまった。



未来side



「わわ、どうしたの!?」



なんでクーちゃん突然泣きだして…



「クーちゃん、その格好!?」



クーちゃんの服は、胸元のところが破られていて、少しだけ下着が見えていた。


目の付け所に困って、自分の着ていたパーカーをクーちゃんにわたした。



「…た」



「え?」



「怖かった…」



クーちゃんがこんな弱音をはくなんて…



「遅れてごめんね」



「ううん…助けに来てくれてありがとう…


未来が電話をきったとき、助けに来てくれないかと思ったから…」