悲しみの舞華(まいはな)




2人と龍道の幹部達が帰ったあと、未来が私に話しかけてきた。



「また、見られることできた。綺麗だね…この水色の髪」



「そう?私は未来の赤っぽいピンク色の髪の方が好きだよ。可愛いし」



「可愛いは禁止。男は可愛いって言われても、嬉しくないんだよ」



「え〜」



「それに、クーちゃんの方が可愛いよ?」



未来は私の髪を一束すくい上げて、その先の方にキスをおとした。



「!?」



顔が熱い…絶対今、真っ赤だよ…



「可愛いって言ったからお仕置き」



意地悪な未来に少しドキッとした。



「も、もう!やめてよね!きょ、今日は帰って!」



「は〜い」



未来がでていくと、心臓の高まりはまだおさまらなかった。。



このドキドキって何!?拓人の時と同じような…同じでないような…?


明日、雨里に相談してみよ



私が眠りにつくと、物音がした。



「だれ…?未来…?」



「!!」



頭に激しい痛みが感じると
同時に私は気を失った。