陛下の温もりが離れていって少し寂しくなる。 「…もう、そんな顔しないでよ…」 「え…んっ…」 陛下はチュッと短いけど少し深めに私の唇を奪った。 「…これ以上いるともう一回したくなるから戻りな?」 「……っ…ばか。」 頭をポンポンと撫でながら優しい笑顔を見せる陛下に顔を少し赤らめながら頷いた。 そして床に落ちた資料を拾って部屋を出た。