“約束”の想い







ガタッ









陛下が椅子から立って近付いてきた。









…陛下?








陛下は私に近づいてきた。







「…ねぇ、ユラ?今日の服…どういうこと?」







「え…」






今日のユラの制服は上はいつもので下が膝上10㎝のスカートタイプの制服。





今日はユラはデスクワークが多い日。







「誘ってるの?」






「ち、違っ…」





黒い笑みで近づいてくる陛下に私は少し焦りながら後ろに下がる。






「…なんで下がるの?ユラ。」









「…だ、だって……っ!」







トンッ…





しまったっ…






背中が壁についてしまい、逃げ場がなくなった。








すると陛下がこの隙に私の顔の横に手をついて、おまけに脚の間に膝を入れられて完全に逃げ場がなくなった。






(所謂壁ドンと股ドン…by.作者)








「捕まえたっ♪」





「……っ…」








エリックの顔が近くにある羞恥と黒笑の焦りでユラの心は複雑な感じだった。







「で?どうなの?」






「……っ…」







さらに顔が近くなって私は思わず顔を逸らした。





すると





「…ユラ…」






「……っ…ひゃ、ぁっ…」







耳元で囁かれてぷるぷると身体が震えた。