「そんな…、頭を上げてください。私は仕事をしたまでです。一時は死ぬかと思いましたけど…」
「ユラが死んだら私は生きていけない。」
「…陛下。」
もう…
「はははっ、ワシにとっては2人も孫みたいなもんです。幸せになってくだされ。」
「「はい。」」
「…陛下との婚約は解消しますが、いつでも遊びに来てくださいね!」
「はい!」
「それと…ユラさん。」
「はい?」
「お幸せにね?次会う時は身分が逆になっているのかもしれないわね?」
「カ、カルナ様…!」
「ふふっ、だけど…これからは貴方と“友人”として接していきたいのだけれど…いいかしら?」
え…友人?
「は、はい!私でよければ。」
「良かったわ。これからもよろしくね?」
「はい。」
私とカルナ様は恋の敵から普通の友人となった。
そしてみんなで食事をした。


