「……っ…ユラ…」 ボロボロと涙を流す私をエリックは優しく抱き締める。 「…ユラ、ありがとう…今まで身分の事で苦しませてごめん。これからは、私がユラを護るから。」 「…エリック…」 「ユラ、愛してるよ。」 「……っ…」 その言葉で今までずっと気持ちに蓋も鍵もしていたのが壊れて一気に溢れ出した。 「……っ…ふぇ…うぅ…うわあぁぁぁんっ…」 涙腺が崩壊したユラの頭をエリックは優しく撫でた。